カフェ・ハイチ/ドライカレー
まあ、今更だけどね。店舗増殖中で、もう珍しくないんだけど、一応、俺のカレー食べ歩きの原点なので。それまで自分のカレーが一番美味しいと思っていたんだけど、ああ、ごめん、と。ごめんなさい、と。鼻をへし折ってくれた思い出のカレー。まあ、別にカレー屋でもなんでもないけど。俺は。何の挫折だ。
2日連続で行ったもの。昨日は、あの奇抜さに騙されただけに違いない、とか言いながら。なんか、確かめたくて。で、やっぱり美味かった。うーん。
よくパク森と比較されるけど、うーん、全然違うと思うなあ。両方うまいしドライカレー(パク森はさらに上から欧風カレーかかってるけど)なんだけど、その奥の思想というか。パク森は、こう、自身でも言っているように、日本人のために、作ったカレーなんよ。そういう、狙いを持って作った、アレなんよ。よく知らないけど。研究者が作ったカレー、みたいなイメージがある。
カフェ・ハイチはなんつーかもっと自由で、そこまでそういう思いはないんじゃないか。カフェ・ハイチの店長の本当に好きなカレーと、店で出しているカレーとの差はそんなに無いんじゃないか、なんて想像したり。それは悪いことではないよ。要はカフェ・ハイチはバランス感覚が抜群にいいんだよ。や、待て、バランス感覚という一言で片付けてしまうと創作について語るとき全部それで済んでしまう。うーん、でも、バランス感覚か。