珈琲時光
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2005/03/29
- メディア: DVD
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俺は、まあぶっちゃけ小津さんとかどうでもよくて、一青窈と浅野忠信、という組み合わせがどうなるんだろ、と興味が湧いたので借りた。
果たして、良かった。浅野忠信はもちろんなんでもこなすんだけど、一青窈が良いよ。というか一青窈の演じる役が好きだ。フリーライター役なんだけど、ふわふわふわふわしながらも、なんか周りに良い空気を撒いている。こういう、なんだろ、日常を泳ぐように生きてる人って俺はホント好きで。映画では彼女の一部分しか見ることができないけれど、良い色の人生を送っていくんだろうなあ、という。
話としては、あのー、なんも起こらない。なんも起こらんよ。登場人物は、一人も大きい声出さないんじゃないかな、ってくらい。でも、色と空気が良いので、ギリギリずっと見ていられる。俺は、ね。
ええと、小津に興味が無い人にとってこの作品は、すげえ駄作、と途中で止めてしまうか、ボーっと最後まで見るか、どっちかだと思う。俺はボーっと全部見て、良かった、と思った。
終わり方、俺、好きだわ。ここで終わるか。