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- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: DVD
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秀逸なのは、最初の方で、お弁当の盗み食いがバレるシーン。主人公の口についたご飯粒のアップ。
すげえ。このカットの威力はすげえ。ご飯粒がついてて食べたのバレるって、小学生でも考えつきそうな古典的ネタじゃない。それを、女子高生がしれっとやっちゃうのって、物凄く面白い。(まあそれだけじゃなくて、作品全体に流れる空気とこれからの温度を決定づける働きもあるとは思うんだけど、とにかく、何よりも先ず面白い。)
女子高生にご飯粒くっつけて「面白いでしょ」と言って出せるのって、映画監督とか脚本家とかいうよりむしろ芸人さん的センスな気がしていて、この監督に恐ろしさを感じるのです。
作品を通して、こんな感じの気の抜けたネタを大まじめにやる部分がいくつかある。良い。あとトロンボーンを被るのって可愛いんだってことを知った。