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- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2000/12/21
- メディア: DVD
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①「シュールって、(作るのが)簡単じゃないですか」
②「シュールって、(受け手を騙すのが)簡単じゃないですか」
俺はねえ、決して①では無いと思ってるんだわ。②なら、とてもよく分かる。
シュールは、難しいと思うよ。だって、ある程度ルールがあったほうが、僕らは評価しやすいじゃない。シュールな作品は、種田山頭火の俳句のように、作るのも認められるのも時間が掛かる筈なんだよ。本当はね。
問題は、何にも考えてないくせに無意味なモノを繋げただけの作品を「なんかよくわかんなくておもしろーい」とか「常識を超えている意欲作だ」とか言って持ち上げてしまう今の受け手にあるんじゃないか。そのせいで、作り手は、シュールはなんかずるい、がんばってないよね、という雰囲気になってきているんじゃないか。
問題はいつも受け手にある気がする。本当に、それ、面白いか? 本当は理解できなかったのになんかこれ理解できないとセンス無いと言われそうで「面白かったー」とか言ってやしないか? 自省の意味も込めて。
面白くない、と言える勇気。