最終講義

乱れる (テクノライフ選書)

乱れる (テクノライフ選書)

大学院時代の研究室の教授が退官されるということで、研究室から最終講義の招待メールが来た。行って来ました。仙台。そんなに、久しぶりでもない。意外と来てる。
今日の講義、なんつーか、その、物理と文学と人生観をいっしょくたにしたような、ええと、名講義だったと思うわ。正直ねえ、とても先生が分かった。今更! でも、まさに、今更、だなあ。俺、学生時代はずーっと外で何かやってて、殆ど研究をした思い出が無い。外でやってたことはそれはそれで今とても実になっているし多分今回人生の舵を切ったことにも少なからず影響しているけれど、研究を、もうちょっとやっておいても良かったなあ、と。まあ、どちらかが出ればどちらかが引っ込む話なので、アレなんだけど。まあ、パラレルワールド的なところで、もし学生時代研究に没頭してたら違う人生だったろうなあ、とちょっと思ってしまった。
今日の講義で一番印象に残った話に、先生が研究をするとき常に自分に問いかけていたことの1つとして「その道の玄人を相手に仕事をしているか」というのがあった。痛い痛い! 誰でもできる仕事やってちゃいかんなあ、と、ちょっと、こう。
あと印象に残ったのは、蛇に電圧をかけると縮こまる、という話。ほかの教授に話したら「南部さん、それはネイチャーに投稿すべきですよ」といわれた、というオチまでついてた。うっかり笑った。
あと久しぶりにアカデミックな空気を吸って、ちょっとストイックになんかしてみよう、という気がこう、ものすごく。しています。よ。明日から。違う、明日飲みだわ。あさってから。駄目だー。

あと全然関係ないのに講義につきあってくれたきゅうさん、ありがとうございます。集合写真のシャッターを押してくれてありがとうございます。